浮上とエグジット

今回の記事では、ダイビング終了後の動きを整理します
シチュエーションとしては、ボートに戻る状況
ロープは使用せずに、ボートに戻ろうとしています
フロートを使用します
はじめに
たまたまですが、ぼくはダイビングを始めて最初の3年間はずっとロープでの浮上しかしたことがありませんでした
別にロープを希望したとかではなく、通っていたショップがロープのみだったからです
そもそも、浮上にロープはつきもので、使わないダイビングスタイルというのを知りませんでした
数年して、初めてロープなしの浮上をするショップに行きました
そこのショップがドリフトダイビングをするショップである為です
ショップのオーナーの意向によっても、ダイビングスタイルは変わります
浮上のこと
その名の通り、ダイビングを終了したらボートに戻るために浮上をします
- ロープを掴んで浮上して、安全停止
- ロープ無しで浮上して、安全停止
ロープの場合は、比較的、初心者でもとっつきやすいと思います
僕もロープを掴んでやるのが最初に習ったやり方でした
その名の通りロープを掴みながら、徐々に浮上していきます
ロープを掴んでいるので、確実に浮上もできるし、急に浮き上がることもありません
確実で安全なやり方です
ただし、ロープの真下まで戻って浮き上がるので、ダイビングルートは決まってしまいます
また、アンカーを海底に打ってロープを、はるので海底の生態にも影響はあります
フロートのこと
浮袋として
海中にでた時に浮袋として活用できます
緊急時にこの使い方をして、海の上で浮かんでいることもできます
シリンダーに残圧が残っていなくても、フロートに口から直に空気を入れたら、それで浮袋として活用出来ます
目印として
これは、船に自分の位置を知らせる為に、海中から、空気中へ出すものとしての役割
これによりボートはこのフロートの下で、安全停止をしている人達がいて、あとで浮上してくることを知ることができます
これがないと、船はプロペラを回して走行しているので、人をこれに巻き込んで大事故になってしまいます
フロートを使用するタイミング
ガイドを見失わないように、常に確認しておく
ガイドから浮上のサインがでます
ガイドがエグジットのさい、海中で停止するので同じかそれより上くらいの位置で止まる
反対に、ガイドより下の位置にいないように注意します
目安として10メートルくらいの位置で止まれるようエアーを調整していき、そこでマーカーを取り出してエアーを入れます
エアーの調整とは、浮上のサインが出たときに、早めにエアーを抜いておくということです
なぜかというと、エアーを抜かずに浮上していくと、プラス浮力が強くなり急浮上の危険があるからです
フロートの構造
空気を入れるのは、フロートのそこから入れる
空気を入れるときは、取っ手の部分を持っておく
フロートを使う手順
右手でマーカー本体をもつ
左手でオクトパスをもつ
マーカーにオクトパスから、エアーをいれます
エアーをマーカーの半分くらいいれる
全部入れると、空中にマーカーが出た時、水圧がなくなり膨らむので危ないため
エアーをいれたら、まず右手から、マーカー本体を離してとっての方に持ち帰る
この時、左手のオクトパスのことはそのままでOK
マーカーが空気中まであがったら、それ以上ラインが伸びないようにとめて、結んでおく
伸びすぎると絡まってきけん
安全停止
マーカが空中にでたら、安全停止
マーカーが空中に出ることで、現在地をボートに知らせることができるのです
時間が経過するのをまつ
浮上をする
マーカーをたたむ
以上が、手順になってきます
安全停止についてかかれたサイトも紹介します
https://marinediving.com/skill/basic_skill/13_safetystop
最初の失敗談
ぼくは最初にロープ無しのフロートを使用した浮上をした時、大失敗をしました
浮上のサインがでたので、フロートにオクトパスからエアーをいれました
失敗の原因が、このマーカー本体をそのまま持っていたことです
マーカーの浮力でこれまた身体がどんどん浮いていき、空中にでてしまいました
そのまま、一気に空気中まで出てしまいました
もし、自分の上に船が通っていたら大事故です
船のプロペラに巻き込まれていたら、命を失います
結果として上に、船や人はいなかったので、大事故にはなりませんでした
しかし、自分自身の身体には非常に悪い浮上です
水深で25メートルくらいをダイビングしており、安全停止もせずに急浮上をしてしまいました
安全停止の必要性はいうまでもないです
結果として身体に特に影響はなかったのですが、非常に悪い浮上だったと反省はしています
流石にガイドさんもおかんむりでした
このときは、なぜ、本体にラインとその持ち手があるのかその意味をちゃんとわかっていないのが原因でした
取っ手のところだけをもち、あとは本体が空中まで浮上していき、フロートが空中にでたところで、ラインの伸びをとめることができる
というのが、これの構造の仕組みだったのです
最初はこれの意味がわかっていませんでした
それと、最初にブリーフィングでエアーをフロートに入れると話をきいており、手順がよく理解できていない状態でやってしまった勘違いも原因でした
まとめ
やってみないと分からない、というのは確かにあります
でも分からずにやってしまうと失敗のもとで、それが最悪命の危険にもつながる
これが自分自身の教訓で、記事を読んでくれた人にもお伝えしておきたいことです